いつまで謝り続けるべきか

朝日ニューススターの愛川欣也のパックインジャーナル
樋口恵子は韓国併合に関する総理大臣談話について、
日本謝り続けるべきであるという自説を展開した。


樋口は戦中世代で、自身が直接関わりはないにしても
その時代を生きていたわけで、そういう世代の人間が主張するのは
自身の問題として、謝るべきと主張するのは構わない。


しかし、日本では戦後世代が多数派である。


この問題は、サンデル教授の「JUSTICE(正義)」でも取り上げられた。
祖先が犯した誤りについて、子孫はどこまで責任を負うかということである。
JUSTICEで取り上げられたのは、黒人差別問題である。
結論は出ていない。


樋口は、秀吉の朝鮮出兵倭寇についても謝り続けているのだろうか。


番組では、朝鮮併合謝罪の談話に反対するなら、ルース駐日大使の広島原爆慰霊祭参加
に反対すべきだという議論もされていたが、問題のすり替えである。
米国のスタンスは原爆投下は正しかったということで、何も変わっていない。
広島に行ったからといって、謝ったわけではないのである。