シェアウェア

近頃、あまり流行らないかもしれないが、シェアウェアといソフトの形態がある。
シェアというのはShareのことで、多くの人は、「共有、分かち合う」の事だと勘違いしている。
分かち合うというのは辞書の最初の方に出てくるから、やむを得ないが、もう少し後の方に
「配る」という意味が出ている。
シェアウェアというのは、この「配る」という意味である。


1983年に、Bob WallaceがワープロソフトPC-WRITEを,"Shareware" と命名して販売した。
当時は,IBMのPCが出荷された翌年で,今のようにインターネットもなく、一般の人が開発したソフトを販売する手段は限られていた。
Bobの販売方法はユニークで、フロッピーに自分のソフトを詰み、みんなに配った。
そして、気に入ったらお金を払ってください、友達や知っている人に配ってください、と頼んだわけである。
これがsharewareの起源である。
「配ってねソフト」というわけである。


シェアウェアというのはソフトの種類ではなく、販売方法であるということもご理解いただけると思う。